宙畑 Sorabatake

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イーロン・マスクのテスラモーターズ 米自動車業界でトップに [週刊ニュース]

宇宙ビジネス関連のニュースを追いかけていると、毎週必ずと言っていいほど一つの企業名を目にします。現在の宇宙ビジネスにおける主役と言っていいでしょう、米国の「スペースX」です。

週刊宇宙ビジネスニュース2017.04.10-04.16
一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを厳選してお届け!

テスラモーターズの大衆向けEV「モデル3」 Credit : テスラジャパン

宇宙ビジネス関連のニュースを追いかけていると、毎週必ずと言っていいほど一つの企業名を目にします。現在の宇宙ビジネスにおける主役と言っていいでしょう、米国の「スペースX」です。同社を2002年に設立したのはイーロン・マスク。彼は他にもいくつかの事業を手掛けており、その中でも現在注目を集めているのが電気自動車(EV)会社の「テスラ・モーターズ」です。

今週はこのテスラを紹介します。宇宙とは直接関係ないかもしれませんが、テスラを知ることでマスクが何を成し遂げようとしているのか、垣間見えるはずです。

4月11日、テスラの時価総額がゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて米国の自動車業界でトップに立ちました。単純に2016年の販売台数で比較すると、GMはテスラと比べて100倍以上の台数を誇っています。では何故、テスラがトップに立ったのでしょうか。

テスラは当初、スポーツカー並みの性能を持ったEVで有名になりました。もちろんそれなりに値段は高く、安くても850万円以上と、一般の人々には手が出しづらいメーカーでした。
そんなテスラが3月31日、大衆車であり低価格の「モデル3」を発表したのです。値段は350万円から。既に予約が始まっています。2017年中旬から生産が始まり、順次納車される予定です。この発表によって一気に世間の注目を集め、先月まで米自動車業界で3位だったテスラはあっという間に1位になりました。

https://www.youtube.com/watch?v=Q4VGQPk2Dl8
2017年3月31日に行われたイーロン・マスクによるモデル3の発表会見

また、エネルギーの面でもテスラは注目されています。電気自動車には、充電ステーションが必要です。そのステーションを太陽光発電にすることで、無料で充電できるシステムの構築を目指しています。実現できれば、エネルギー問題の解決に繋がります。

映画「アイアンマン」の主役であるトニー・スタークのモデルでもあるマスク。彼は宇宙開発、EV、太陽光発電など、様々な分野で人類の先頭に立ち続けます。

参考文献

『イーロン・マスクの挑戦 ~人類を火星に移住させる (別冊宝島 2232)』
https://www.amazon.co.jp/dp/4800228484/ref=cm_sw_r_tw_dpx-bU9ybG2XVTP9

テスラ時価総額 米自動車首位に EVメーカー、GM抜く
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201704/CK2017041102000247.html

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