「station keeping」ってどういう意味? 第2回「今週のSPACE ENGLISH」

静止気象衛星「ひまわり」(GMS)観測画像
Image Credit: JAXA

英語が苦手で最新の宇宙ビジネス情報をキャッチするのに四苦八苦。そんな宙畑編集部員T.N.と一緒に、宇宙ビジネスで使用される英単語を学ぶ本連載。

今週は4/1~4/7の7日間で「SpaceNews」内で最も頻繁に出現した英単語(※これまでに同連載でご紹介した英単語を除く)を10個ご紹介します。

それではさっそく、Let’s 今週のSPACE ENGLISH!!
   
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
集計対象記事:SPACENEWSで該当期間に公開された記事のすべて
集計期間:2018/4/1~2018/4/7
※()内の数字は該当期間の登場回数です
   

1.flight(42)

飛行。
飛行機でもフライトという言葉を使用されるが、宇宙ビジネスニュースに置いては宇宙旅行機や新しい輸送機の試験飛行を「test flight」と使われ方を良くみかける。
   

2.viasat(41)

Viasat。アメリカの衛星通信会社。
ヨーロッパの衛星通信会社であるEutelsatと協業し、Viasat-3という世界最大の通信容量を持つ通信衛星を打ち上げる計画を立てていたが、Eutelsatが別の企業との協力を重視し、Viasat-3への投資の中止を決断した。専門家はヨーロッパの衛星通信市場の規模は、通信衛星会社2社(EutelsatとViasat)が食べていくには小さく、ヨーロッパの通信衛星市場に暗雲が立ち込めていると指摘。といった最新のニュースで会社名が連呼されていた。
   

3.time(40)

時。
ロケットの打ち上げ時間を報道する際に「local time(現地時間)」と言ったり、「reentry time」で(大気圏への)再突入時という使われ方も。その他、宇宙ビジネスのワクワク感が伝わる使用例として「It’s time to(今こそ~の時)」といった使用例もたまに見かける。
   

4.military(38)

軍事的。第1回同様、宇宙ビジネスは安全保障との関わりが強いため、英単語も軍事的な特色が強いものが頻繁に登場する。
   

5.test(36)

試験。
「flight」とセットで「test flight」という使われ方を良く見かける。宇宙ビジネスはまだまだ発展途上。特に宇宙旅行や有人ロケットなどは、人の命に関わるものであるため、まずは試験をして安全性の実証などが重要である。
   

6.mission(36)

ミッション。任務。
宇宙飛行士がただ宇宙に行くだけではなく、各々のミッションがあるように、人工衛星にもそれぞれのミッションがある。ロケットの打ち上げに焦点をあてた報道が多いが、ぜひ宇宙に飛び立つ人工衛星それぞれのミッションにもご注目いただきたい。
   

7.systems(36)

システム。よく聞く言葉だが、あらためて考えてみるとよくわからなかったので調べてみた。システムには「多くの要素や部品が相互に絡み合って定義された目的を成し遂げるためのものであり、ハードウェア、ソフトウェア、人、情報、技術、設備、サービスおよびその他の要素を含む」という定義があるらしい。

そして世界初のシステムズ・エンジニアリングの標準は1969年に米国が空軍向けに制定したMIL-STD-499であり、同時期に行われていた人類初の月への有人宇宙飛行計画「アポロ計画」はシステムズ・エンジニアリングによって成功したと言うのだ。頻出英単語であるには理由があるということを思い知った英単語だった。
   

8.station(33)

駅、停留所、拠点。
いちばん有名、かつ、最も頻繁に用いられるのは宇宙飛行士が滞在する国際宇宙ステーション、「ISS(International Space Station)」だろう。その他商用の宇宙拠点を打ち上げると言った話がでることもあり、その際は「commercial station」となる。文脈次第では静止衛星を正しい場所に保つことを「station keeping」といった表現をすることも。
   

9.rocket(33)

ロケット。
ロケットは正確には「Launch Vehicle」であるが、「Falcon Heavy rocket」「H3 rocket」など、各ロケットの固有名詞とセットで本文に用いられることが多い。「rocket」だけでロケットエンジンのことを指す場合もある。
   

10.defense(30)

防衛。
国防の文脈で用いられる事が多く、たとえばアメリカ国防総省は「United States Department of Defense」である。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
以上、第2回「今週のSPACE ENGLISH」いかがだったでしょうか。

次回の「今週のSPACE ENGLISH」は4/23 (日)に4/8(日)~4/14(土)に公開されたSPACENEWS記事の最頻出英単語TOP10(これまでに紹介した英単語は除外)をご紹介します。

これまで英語が苦手でなかなか海外の宇宙ニュースを敬遠していたという方も、「今週のSPACE ENGLISH」で少しずつ宇宙英単語を学んで海外の宇宙ニュースにチャレンジしてみましょう!
   
執筆者:トウモロコシ担当T.N.

※これまでの「今週のSPACEENGLISH」はこちら
   
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