宇宙ビジネスの「dish(お皿)」といえば? 第13回「今週のSPACE ENGLISH」


英語が苦手で最新の宇宙ビジネス情報をキャッチするのに四苦八苦。そんな宙畑編集部員T.N.と一緒に、宇宙ビジネスで使用される英単語を学ぶ本連載。

今週は6/17~6/23の7日間で『SpaceNews』内で最も頻繁に出現した英単語(※これまでに同連載でご紹介した英単語を除く)を10個ご紹介します。

それではさっそく、Let’s 今週のSPACE ENGLISH!!
   
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
集計対象記事:『SpaceNews』で該当期間に公開された記事のすべて
集計期間:2018/6/17~2018/6/23
※()内の数字は該当期間の登場回数です

1. congress(26)

会議。主に大規模、かつ、正式な「会議」で用いられ、アメリカでは「議会」や「国会」という意味も持つ。今回はトランプ大統領が宇宙軍について語った内容について書かれた記事で頻出していた。
   

2. centers(26)

第11回「今週のSPACE ENGLISH」で紹介した「center = 中心、拠点」の複数形。

   

3. blue(24)

青い。青。宇宙における「青」と言えばやはり「地球」である。もちろんそのような比喩的な表現がニュースに何度も同情することはなく、今回頻出したのは後述する「origin」とセットである。

   

4. meeting(21)

会議。第12回「今週のSPACE ENGLISH」で「council = 会議、協議会」を紹介し、また今回も「congress = 会議」を紹介した。

「会議」という意味を持つ英単語はGoogle先生に聞いたところ、8単語以上あるようだ。混乱してしまう……。

話を戻して、小さい会議のように人が集まって打ち合わせするなど、気軽に使えるシチュエーションでは「meeting」を使用する場合が多い。

   

5.band(20)

バンド、帯。宇宙産業の場合、周波数帯の領域に「band」を用いる。もしかしたら今後宇宙基地でコンサートが行われるというニュースでロックバンドのような使われ方をすることもあるかもしれないが、現状は周波数帯のことである。

衛星通信サービスの場合Ka-bandやC-bandを、地上から衛星への通信の場合にはS-BandやX-Bandを用いる。最近話題のSAR衛星にも電波が使われており、だいち2号はL-Band、ICEYEはX-Bandである。
   

6. origin(20)

原点、起源、由来。ダーウィンの進化論について述べられている「種の起源」は英語で「On the Origin of Species」であり、生命の誕生について書かれた記事が「SpaceNews」に掲載された、ということではない。

先に紹介した「blue」と合わせて「Blue Origin」とセットで頻出英単語にランクインした。「Blue Origin」はアマゾンの設立者であるジェフ・ベソス氏が設立した民間宇宙ベンチャー。

サブオービタルの宇宙船のチケットを来年にも販売する予定との記事が今回頻出したきっかけとなった。
      

7. field(19)

分野、領域、畑。先に紹介した「centers」と合わせて、「field centers = 特定の分野の拠点」という意味で頻出した。たとえば宙畑でインタビューを行った菊地翔太さんがインターンをしていた「NASA JPL(Jet Propulsion Laboratory, ジェット推進研究所)」もNASAの「field centers」のひとつである
   

8. moon(18)

月。宇宙に関する英単語をピックアップする連載にもかかわらず、第13回目にしてようやく登場。日本で宇宙の話題となると「スーパームーン」や「ストロベリームーン」など、真っ先に出てくるはずの単語であるが、「SpaceNews」ではたまに話題に上がる程度である。

そして、「スーパームーン」が地球と月の距離が近くなる話だとすれば、「SpaceNews
」に登場する月の話題といえば、実際に「月に着陸する」「月に基地を作る」という内容である。
   

9. secretary(18)

大臣、長官、秘書。「Secretary of Defense of the United States = アメリカ合衆国国防長官」「Secretary of the Air Force = 空軍長官」などで用いられており、「Defense Secretary」「Air Force Secretary」と簡略化されていることが多い。
   

10. antenna(18)

アンテナ。

通信を行うために必要なもの。お椀上の形をしているものは「dish」とも呼ばれる。

魚の骨のような形をしたテレビのアンテナを見たことがあるだろうか。あれは八木アンテナと呼ばれ、日本人が発明したアンテナであり、世界中で使われている。

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以上、第13回「今週のSPACE ENGLISH」いかがだったでしょうか。

次回の「今週のSPACE ENGLISH」は7/8(日)に6/24(日)~6/30(土)に公開された「SpaceNews」記事の最頻出英単語TOP10(これまでに紹介した英単語は除外)をご紹介します。

これまで英語が苦手でなかなか海外の宇宙ニュースを敬遠していたという方も、「今週のSPACE ENGLISH」で少しずつ宇宙英単語を学んで海外の宇宙ニュースにチャレンジしてみましょう!
   
執筆者:トウモロコシ担当T.N. 、ルッコラ担当
※これまでの「今週のSPACEENGLISH」はこちら
   
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