宇宙ビジネスの「星座」とは? 第15回「今週のSPACE ENGLISH」


英語が苦手で最新の宇宙ビジネス情報をキャッチするのに四苦八苦。そんな宙畑編集部員T.N.と一緒に、宇宙ビジネスで使用される英単語を学ぶ本連載。

今週は7/1~7/7の7日間で『SpaceNews』内で最も頻繁に出現した英単語(※これまでに同連載でご紹介した英単語を除く)を10個ご紹介します。

それではさっそく、Let’s 今週のSPACE ENGLISH!!
   
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
集計対象記事:『SpaceNews』で該当期間に公開された記事のすべて
集計期間:2018/7/1~2018/7/7
※()内の数字は該当期間の登場回数です

1.march(32)

3月、行進。7月のニュースに3月の話題がたくさん出てきた、という訳ではない。ヒントは中国の人工衛星を打ち上げるロケット「長征」だ。

そう、「長征」の英語表記が「Long March」であり、「長征」の新しいモデル「長征9号ロケット」についてのニュースが「SpaceNews」で取り上げられていた。

「長征9号ロケット」はアポロ計画で使用されたサターンV並の打ち上げ能力を持っているとのこと。
   

2.leo(28)

地球低軌道。「Low Earth Orbit」の頭文字をとったもの。

第1回「今週のSPACE ENGLISH」でも紹介したように人工衛星はすべて地上から同じ高さ、傾斜角で打ち上げられていない。

その衛星の目的に合わせて変わり、高さだけでも「低軌道 (LEO)」「中軌道 (MEO)」「高軌道 (HEO)」の分類がある。

たとえば「LEO」に存在する有名なものとしては「国際宇宙ステーション(ISS)」「ランドサット (Landsat)」などがある。
      

3.antennas(25)

第14回「今週のSPACE ENGLISH」で紹介した「antenna = アンテナ」の複数形。
   

4.jsat(24)

スカパーJSAT株式会社 (SKY Perfect JSAT Corporation)。日本に住む読者の皆様なら一度は名前を聞いたことがあるだろう、アジア・オセアニア地域最大の有料多チャンネル放送・衛星通信事業者だ。

衛星テレビの印象が強いが、アジア最大の17機の通信衛星を保有する宇宙事業も行っている。

そんなスカパーJSATが描く宇宙ビジネスの未来についてインタビューが上がっていたため、頻出英単語にランクイン。もちろん全文英語、ぜひ腕試しにチャレンジしてみては?
         

protection(23)

保護、予防、防衛。後ほど紹介する「planetary」と同じ記事で頻出した英単語。いったい何を保護するのか。それは「planetary」の紹介に回したい。
   

low(22)

低い、低置。先に紹介した「LEO」は「Low Earth Orbit」と略称を使用せずに使用されることも多い。また、ロケットや衛星開発におけるコストが低いという際も「low」を用いる。
      

telesat(22)

カナダの衛星通信事業会社、Telesat。世界でも有数の静止衛星サービスプロバイダーだが、OneWebやSpaceXのStarlinkなど、低軌道における通信衛星事業にも参入しようとしている。
         

planetary(21)

惑星の、地球の。先に紹介した「protection」とセットで「planetary protection = 惑星保護」となる。

惑星保護とは、主に「人類が地球以外の惑星に干渉する際に、有機物を持ち込まないこと」「他の惑星から地球に有機物を持ち込まないこと」である。
今回頻出英単語として上がった要因の記事は、火星ミッションが近づくにつれ、惑星保護政策の見直しが必要なのでは?というものであった。
      

growth(20)

成長、発展、増加。2017年時点、宇宙ビジネスの市場規模は38兆円だった。これは前年比+1%の成長率である。

では、これを100兆円まで成長させるには何が必要なのか……という記事が上がっており、そこで「growth」が頻出した。

   

constellation(19)

星座。複数のモノの集まり。

近年、衛星を複数打上げ衛星群として利用することが流行っているが、この衛星群のことを衛星コンステレーションという。

日本語では、略して衛星コンステとも。複数機上げることで、(1) 観測頻度を上げる、(2) 途切れなく通信できる、(3)衛星故障時の影響を小さくするなどの利点がある。

一方で、大量の衛星が最終的にはゴミになるので、ごみ問題も引き起こしている。

   
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以上、第15回「今週のSPACE ENGLISH」いかがだったでしょうか。

次回の「今週のSPACE ENGLISH」は7/22(日)に7/8(日)~7/14(土)に公開された「SpaceNews」記事の最頻出英単語TOP10(これまでに紹介した英単語は除外)をご紹介します。

これまで英語が苦手でなかなか海外の宇宙ニュースを敬遠していたという方も、「今週のSPACE ENGLISH」で少しずつ宇宙英単語を学んで海外の宇宙ニュースにチャレンジしてみましょう!
   
執筆者:トウモロコシ担当T.N. 、ルッコラ担当
※これまでの「今週のSPACEENGLISH」はこちら
   
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