衛星から花見会場を探せる!? 開花情報をリアルタイム取得の未来

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本記事は文系出身の編集部員が衛星画像から桜の画像を探せるのでは? とチャレンジしてみた記事。実際に本気で桜の画像を探したいという方は「衛星から桜は見える! 衛星画像を使った桜の探し方 」をご覧いただけますと幸いです。
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【目次】
(1)花見会場を衛星から探してみたい
(2)東京都内のお花見スポット衛星画像5選
(3)リアルタイムに開花情報を取得できる時代に期待
(4)宙畑メンバーとワイワイお花見イベントのご案内

(1)花見会場を衛星から探してみたい

2018年も花見の季節がやってきました。日本全国津々浦々、桜の名所と呼ばれる会場は何件ほどあるのかご存知でしょうか。宙畑編集部が「乗換案内のジョルダンが提供するお花見特集」に掲載されている桜の名所の数を数えてみると、47都道府県合計で1360もありました。仮に100歳まで生きるとして、毎年10会場巡っても足りない……。

生きている間にすべての桜の名所を巡れないのならば、少しでも良い桜を味わいたいですよね。そこでひとつやってみたいのが衛星画像を使った会場探しです。

宙畑編集部の独断と偏見だと、花見会場を選ぶときには「開花状況」「会場の広さ」「桜の木の密度」の三拍子揃った場所を探したいところ。

開花状況は言わずもがなですが、会場が広くとも桜の木がポツン、ポツンと並んでいるとなんとなく寂しく感じます。逆もまたしかりで桜が密集していても会場が狭ければ大人数でワイワイ出来なかったり……。

では、百聞は一見に如かずということで、2018年現在、衛星画像で何が分かるのか見てみましょう。

(2)東京都内のお花見スポット衛星画像5選

正直に申し上げますと、2018年現在、衛星画像を使って満足に花見会場を探すことはできませんでした! まず衛星が毎日花見会場の上空を通っているわけではなく、天気の影響で撮影できていてもぼやけているなど、「開花状況」をリアルタイムに取得できておりません。ただ、会場の広さや桜の木の密度はなんとな~く分かったような……。

実際に東京都内の桜の名所5箇所をplanetが提供している衛星画像検索サービス「Planet Explorer」でキャプチャを撮ってみたのがこちらです。※画像はすべて2017年3月時点の画像です

●井の頭公園

●上野公園

●昭和記念公園

●代々木公園

●都立武蔵野公園

いかがだったでしょうか。2017年3月時点と絞って衛星画像を見ると、代々木公園や都立武蔵野公園は桜がまんべんなく咲いている様子が分かりますが(もしかしたら桜ではない可能性も……)、無料版だと上野公園はまだ咲ききっていないときの衛星画像となってしまいました。

探し始めてあらためて分かったことは、過去から探すにしても満開の状況を正確に把握することが何よりも重要だということ。

つまり、上記の課題を解決するために、また、今の開花状況を知りたいという要望に応えるためにも、リアルタイムに開花状況を取得・蓄積できる衛星を打ち上げる必要があります。

※実際に本気で桜を探してみた記事はこちら
   

(3)リアルタイムに開花情報を取得できる時代に期待

では、リアルタイムに開花状況を取得するためには何が必要なのでしょうか。たとえば衛星のスペックに求められるのは以下2つ、できれば3つ。

・日本上空を高頻度で通過する衛星
・桜の開花状況が分かる高解像度の衛星
・可能であれば桜の木の水分量など開花状況を可視光以外でも判別できる衛星

さらに、衛星の打ち上げ・運用にはお金が必要。衛星運用に足りるお金を稼げるビジネスモデルの構築は必須になります。

たとえばリアルタイムで桜の開花状況を伝えるWEBサイトを作り、ビール会社の方から広告宣伝費をもらう、地方自治体の素晴らしい桜のスポットを衛星画像から探して観光地化するなど。

ただ、今後ロケットの打ち上げ費用削減や高性能カメラの小型化など、未来の技術革新とともに、金額面のハードルは下がっていくでしょう。むしろ重要なのはリアルタイムに開花状況が把握できる時代が来るその時まで、私達日本人が桜の木を絶やさず大切に守り抜くことかも知れません。