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宇宙用ロボット開発のGITAI、いよいよISS船外で技術実証へ【宇宙ビジネスニュース】
【2022年7月18日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
7月11日、宇宙用作業ロボットを開発するGITAIが2023年にISS船外で技術実証を実施する計画を発表しました。
GITAIは2016年に創業したスタートアップ企業です。2021年に単腕型作業ロボット「S1」をISSに打ち上げ、Nanoracksの商業エアロックモジュール「Bishop(ビショップ)」内で技術実証を成功させました。
また、2022年2月には、JAXA筑波宇宙センターの設備を利用して宇宙船外環境を模擬した各種環境試験を実施。具体的には、軌道上サービス用自律ロボットアームとロボットシステムによるソーラーパネル組立等の宇宙組立作業やバッテリーモジュール交換作業を自律制御によって実施し、予定していた全ての作業に成功したとGITAIが発表しています。
今回発表された2023年の技術実証は、Nanoracksと共同で行われます。Bishopエアロックの船外に1.5m級の双腕自律ロボットアームを設置し、宇宙空間での保守・組立・製造作業を自律制御で実施する計画です。
GITAIのCEOである中ノ瀬翔氏は
「私たち(GITAI)のビジョンは、宇宙で安全かつ安価な労働手段を提供することであり、Bishopエアロックでのこの機会は、その実現に一歩近づいたと言えます」
とコメントしています。
ロボットによる船外活動が実現すれば、ISSの保守や商業宇宙ステーションの構築などの場面で活躍するのではないかと考えられます。
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