時間の概念が加わった新しい地図の使い道を募集中
史上最大数の超小型衛星群を運用しているPlanetが、地図に時間の概念を追加したWebアプリ『Planet Explorer』のベータ版を公開しました。その魅力とは?
世界の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部が、易しく解説!
史上最大数の超小型衛星群を運用しているPlanet(旧Planet Labs)が、地図に時間の概念を追加したWebアプリ『Planet Explorer』のベータ版planet.com/explorer を公開した。
今まで世の中に公開されていた衛星画像(編集注:Google mapなど )は、数年前に撮影されたものがほとんどだった。これに対し、『Planet Explorer』のユーザーは、衛星で日々撮影された画像をオンラインで見ることができる。
ユーザーは、世界中の全ての港、農場、森林や都市の月々の変化を閲覧することができるようになったのである。たとえば、排水路の水位、木が切られたか否か、農地が実り具合などが、衛星画像で確認できるようになる。『Planet Explorer』にはそのための画像比較ツールも準備されている(本記事トップの画像)
このWebアプリで閲覧可能なデータの利用は非営利目的に限られている。商用で用いる場合には、別途料金を払う必要がある。Planet.は所有している画像の無償公開に踏み切ることで、時間の概念が加えられた地図のイノベーティブな使い道が見つかることを期待している。
ぜひ実際の衛星画像をその目で確認し、これらの無数のデータから何ができるか考えてみてほしい。
『Planet Explorer』のベータ版:planet.com/explorer
※2017/3/10時点では、アメリカ国内の画像のみが公開されている。
今週の英語フレーズ
What is surprising to me is that in nearly every image we collect, when we compare it to a previous image, we see some level of change.he said.
我々が収集したほとんどすべての画像において、以前の画像と比較して、あるレベルの変化を見つけられることに私は驚いた。
2017/03/10, Planet., ADDING A TIME AXIS TO MAPSーINTRODUCING PLANET EXPLORER BETA,