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地上分解能10cmの超低高度衛星コンステレーションの構築を目指すAlbedoが52億円を調達【宇宙ビジネスニュース】
【2024年1月29日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
1月23日、超低高度衛星を開発するアメリカのスタートアップAlbedo(アルベド)がシリーズA-1ラウンドで3,500万ドル(約51.9億円)を調達したことを発表しました。これにより同社の累計の調達額は9,700万ドル(約143.7億円)となりました。
宙畑メモ
超低高度(VLEO)とは約180~300kmを指します。超低高度衛星は精度が高い画像を取得できると期待されている一方で、高度が低いと大気の影響を受けやすくなるため、高度の維持が難しいことが長期間運用するうえでの課題として挙げられています。
Albedoは商業と防衛分野のユーザーに超高解像度の衛星画像を提供することで、詳細を明瞭に把握し、確実な行動につなげることを目指しています。
現在開発中の衛星は、地上分解能10cmの光学画像と2mの熱赤外画像の撮像が可能なものだといいます。2024年中に最初の衛星の打ち上げを打ち上げ、2027年に24機の衛星からなるコンステレーションを完成させる計画です。
Albedoの共同創業者兼CEOのトッパー・ハダード氏は「地政学的緊張が高まり、気候変動が不可逆的な転換点に近づくなか、安全な地球環境を維持するためには、革新的なデュアルユース・テクノロジーが極めて重要です」と述べています。
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参考
Albedo Raises $35M to Commercialize Very Low Earth Orbit (VLEO)