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JAXA発スタートアップ天地人がシリーズAで2.5億円を調達。スカパーJSATらとの資本業務提携も【宇宙ビジネスニュース】
【2024年2月12日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
1月31日、衛星データを活用した土地評価エンジンを開発している天地人がシリーズA 1stクローズとして2.5億円を調達したと発表しました。出資したのは、日本政策投資銀行(DBJ)、常陽キャピタルパートナーズ、スカパーJSAT、ゼンリンフューチャーパートナーズ、JALグループの商社・JALUXです。
天地人はJAXAから出資を受けたことを2022年12月に発表していました。今回の調達により、天地人の累計調達額は7.8億円となりました。
CEOの櫻庭康人さんは、「今回の資金調達は、コア事業である『天地人コンパス』の事業をより加速させることを目的としています」とコメントしています。2ndクローズでの追加調達も予定しているということです。
同時に天地人は、スカパーJSATと地球観測衛星などから得られる宇宙ビッグデータを活用した衛星データ事業のさらなる拡大および新規事業の共同開発を目指した資本業務提携、JALUXとは宇宙ビッグデータを用いた新たな事業の創出や天地人のサービス拡販へ向けた事業連携等を目的とした資本業務提携を締結したことを発表するなど、パートナーシップを広げました。
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参考
JAXAベンチャー天地人、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)をリード投資家としてシリーズAで2.5億円の資金調達を実施。