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スペースワンのカイロスロケット初号機、発射直後に飛行中断。内閣官房の実証研究衛星を搭載【宇宙ビジネスニュース】
【2024年3月18日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
3月13日、スペースワンは和歌山県・スペースポート紀伊にて、カイロスロケット初号機の打ち上げを実施しましたが、発射の直後に飛行中断処置が行われました。
カイロスロケット初号機には、情報収集衛星に不測の事態が発生した際、一定期間代替することを目的として、短期間に打ち上げ可能な小型衛星の有用性の評価を行う、内閣官房の「短期打上型小型衛星」が搭載されていました。
詳細な飛行データは確認中だということです。スペースワンは、「ミッションが未到達であったことに関してお客さまをはじめ、応援して下さった皆さまのご期待に沿えなかったことをお詫び申し上げます。スペースワンは一刻も早く原因を究明し、打ち上げを再開して、小型ロケットによる打上げサービスの実現により、宇宙ビジネスのさらなる拡大に貢献してまいります」と述べています。
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