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Apple共同創業者ウォズニアック氏設立のPrivateer、Orbital Insightを買収【宇宙ビジネスニュース】
【2024年5月20日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
アップルの共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏らが設立したスタートアップPrivateerがOrbital Insightを買収したことを発表しました。
Privateerは軌道上の衛星やスペースデブリを追跡して視覚化するプラットフォーム「Wayfinder」などを提供しています。2023年12月には衛星が観測したデータの処理を補助する衛星「Pono」を打ち上げました。
また、Orbital Insightは2013年に創業した、アメリカに本社を置く衛星データ解析企業です。地上のあらゆる場所のモニタリングや変化の検出が可能な地理空間分析ツール「TerraScope」を2022年にリリースしていました。
Privateerは今回の買収について、「Orbital InsightのTerraScopeは、PrivateerのWayfinderデータエンジンと統合され、海から宇宙まであらゆる領域のデータとインテリジェンスを統合します」と述べています。さらに、「今後数週間のうちに共同オファーの詳細をお伝えできることを楽しみにしています」とも説明。近日中に新たな情報の発表が見込まれます。
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