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最大20回。小型ロケット開発のFirefly AerospaceがL3Harrisと複数回の打ち上げ契約を締結【宇宙ビジネスニュース】
【2024年8月12日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
8月7日、アメリカの小型ロケット事業者Firefly Aerospace(以下Firefly)は航空宇宙や防衛分野の技術開発を行うL3Harris Technologies(以下L3Harris)と最大20回という複数回の打ち上げ契約を締結したことを発表しました。
FireflyとL3Harrisは2026年にFireflyのAlphaロケットで3回の打ち上げを実施する契約を締結したことを2023年9月に発表していました。今回発表された複数回の打ち上げ契約は昨年発表された契約に追加で、2027年から2031年にかけて年間2~4回の打ち上げを実施するというものです。
FireflyのAlphaロケットは1000kg以上のペイロードを地球低軌道(LEO)に打ち上げることができます。
現在はアメリカ・カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地にある施設から打ち上げられています。今後、2025年にはバージニア州ワロップス島の宇宙港、2026年にはスウェーデンのエスレンジ宇宙センターに新たな打ち上げ施設が開設される予定です。
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参考
Firefly Aerospace Announces Second Multi-Launch Agreement with L3Harris for up to 20 Alpha Launches
Firefly Aerospace Awarded Multi-Launch Agreement with L3Harris