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Space Perspectiveが高高度気球の無人飛行試験を実施。高度30kmに到達【宇宙ビジネスニュース】

【2024年9月30日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

高高度気球による成層圏旅行サービスの提供を計画するSpace Perspectiveは9月15日、無人飛行試験を実施し、成功したことを発表しました。

Space Perspective のフライトは、高度約30kmの宇宙の入り口まで上昇し、遊覧する約6時間の旅行です。成層圏では地球が丸みを帯びてことが分かるほど高い場所まで上昇できますが、無重力にはならないため、事前トレーニングや年齢制限、体重制限などもなく、参加のハードルが低いことが特徴です。

今回の飛行試験ではフロリダ州セントピーターズバーグ沖の海洋宇宙港から浮上して、高度100,000フィート(約30km)に到達しました。その後、機体は海に着水して回収されました。試験により、キャビンの安全性や性能が確認されたほか、ソフトウェアや通信システムなども実証されました。

Space Perspectiveはデジタルツインを活用して、機体の開発を行ってきました。今回の試験で収集したデータはデジタルツインの改良に生かされるということです。

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参考

Space Perspective Successfully Completes Development Flight 2

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