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丸紅らが出資。伊企業D-OrbitがシリーズCラウンド・セカンドクローズで約240億円を調達【宇宙ビジネスニュース】

【2024年9月30日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

ロケットから放出された複数の衛星をそれぞれ目的の軌道まで運ぶサービスなどを手がけるイタリアのスタートアップD-Orbitは9月27日、シリーズCラウンドのセカンドクローズを完了し、1億5000万ユーロ(約238億円)を調達したことを発表しました。

出資したのは日本の大手商社・丸紅、CDP Venture Capital、Seraphim Space Investment Trustらです。

D-Orbitはこれまでに16回のミッションで、累計140機以上の衛星の軌道投入に成功しています。2025年には7回の打ち上げが計画されているということです。

D-Orbitは軌道上に残る軌道投入機を活用して、宇宙クラウド・コンピューティングなど新たなサービスの提供なども検討しているほか、プレスリリースでは衛星の寿命延長やスペースデブリの除去にもサービスを拡大していく考えを示しています。今回調達した資金は、宇宙クラウド・コンピューティングや軌道上サービス向上のための開発継続に充てるということです。

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参考

D-Orbit

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