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Synspective、神奈川県大和市の製造拠点が稼働開始。50名程度を新規採用予定【宇宙ビジネスニュース】
【2024年11月11日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
Synspectiveは11月8日、小型SAR衛星の製造事業所「ヤマトテクノロジーセンター」が本格稼働を開始したことを報告しました。ヤマトテクノロジーセンターは、東京本社、シンガポール支社に続く、3拠点目となります。
ヤマトテクノロジーセンターが立地しているのは神奈川県大和市です。大和市エリアは宇宙関連や自動車関連など、幅広い製造工場経験者が豊富なことや、都心からの交通アクセスが良いことなどが、優秀な人材獲得につながると見込まれています。本格稼働に伴い、Synspectiveは今後50名程度の新規採用を予定しています。
リリースには「宇宙機の製造作業の習熟および技能向上を目的とした技能道場を開設し、宇宙関係未経験者でも技能習得することで新たな戦力の一員になるように、人材育成を強化します」との記載もありました。宇宙関係未経験者の方にもその応募の門戸は開かれているようです。
今回の新拠点の稼働開始についてSynspectiveは、「当社が掲げる2020年代後半までに30機の小型SAR衛星コンステレーションを構築する目標を実現するための強固な生産体制が整いました」と説明しました。
なお、10月28日には同じく小型SAR衛星の開発や運用などを手がけるQPS研究所が新たな研究開発拠点を11月から稼働を開始することを伝えていました。
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QPS研究所の新研究開発拠点が11月から稼働へ。衛星の量産体制を強化【宇宙ビジネスニュース】
国内の小型衛星ベンチャーにおいても量産体制の強化が進んでいます。
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