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Synspective、東京証券取引所グロース市場に新規上場へ。上場日は12月19日【宇宙ビジネスニュース】
【2024年11月18日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
Synspectiveは11月14日、東京証券取引所グロース市場への新規上場を承認されたことを発表しました。上場日は12月19日(木)を予定しているということです。
宇宙関連スタートアップの上場はispace、Ridge-i、QPS研究所、アストロスケールに続く5社目となります。
Synspectiveの発表によると2024年12月期の連結業績予想は赤字を見込んでいます。これに対して同社は「先行投資型のビジネスモデルである当社グループとしましては、当連結会計年度は引き続き赤字を見込みますが、事業の拡大とコストのコントロールを適切に行い、継続的な企業価値の向上を目指してまいります」と説明しています。
11月8日には製造拠点を増設したことを発表していました。これまで年間2〜3機程度であった衛星の製造能力を、新工場の増設によって将来的には 年間最大12機まで増強し、各国で急激に需要が高まるコンステレーションの構築を加速させていきたい考えです。
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中期事業目標によると、現在Synspectiveは3機の小型SAR衛星を運用し、月間の撮像可能枚数は900枚となっています。2026年頃には11機前後の体制を構築して撮像可能枚数は11700枚にまで拡大していく計画です。
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