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Synspectiveが米国拠点を開設。国家安全保障やインフラモニタリング分野などにサービス提供へ【宇宙ビジネスニュース】

【2025年3月27日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

小型SAR衛星の開発・運用、データの販売、ソリューションの提供などを手がけるSynspectiveは3月18日、アメリカに持株会社のSynspective USA HD, Inc.と事業会社のSynspective USA, Inc.の2社を設立したことを発表しました。なお、Synspective USA, Inc.は、コロラド州をビジネス拠点します。

新しい米国子会社は、Synspectiveの米国・中南米地域の事業拠点となり、国家安全保障、インフラモニタリング、災害対応、人的安全保障、環境管理などの分野でSAR衛星データやソリューションを提供することに注力するということです。

Synspective USA, Inc.代表を務めるクマール・ナヴルールさんは、地理空間産業で30年以上の経験を持つ人物で、Open Geospatial Consortium(OGC)の取締役会のメンバーであり、国連の地理空間情報専門家 グループ(UN-GGIM)の民間セクターネットワーク(PSN)のメンバーも兼務しています。

代表取締役CEO 新井元行さんは「今後もビジネス拡大に向け積極的な投資を行うとともに、現地の企業や政府との緊密な協力関係を促進し、当社のSARデータやソリューションが北米・中南米地域特有の課題を解決することで、新たなビジネスの機会を創出することを目指して参ります」と述べています。

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参考

Synspective、米国子会社を設立

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