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欧州宇宙機関(ESA)が2040年までの方針をまとめた文書を発表。環境保護や競争力の向上などを記載【宇宙ビジネスニュース】
【2025年3月27日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
欧州宇宙機関(ESA)は3月20日、2040年までに優先的に取り組む課題や目標をまとめた文書「Strategy 2040」を発表しました。
これは、ESAのヨーゼフ・アッシュバッハー長官が2021年に就任した際に発表した「Agenda 2025」に続く文書です。Agenda 2025では、 ESAとEUの関係強化、宇宙産業の商業化促進およびヨーロッパ企業の競争力向上、安全保障の強化、宇宙輸送と探査の推進、 ESAの変革の5つが優先事項として掲げられていました。
今回発表された「Strategy 2040」では、地球と気候の保護、探査と発見、欧州の自律性と回復力の強化、成長と競争力の向上、欧州のインスピレートの5つが掲げられました。特に「成長と競争力の向上」には、 AI、量子技術、自律システムなどの技術を宇宙分野に活用すること、投資拡大のための環境づくりなどが盛り込まれています。
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