Synspective、小型SAR衛星の観測能力を複数ユーザーでシェアリングする「OMNIA」を発表【宇宙ビジネスニュース】
Synspectiveが9月15日に発表した、複数ユーザーで小型SAR衛星コンステレーションの観測能力をシェアリングする新プログラム「Synspective OMNIA」とは。
2026年9月15日、Synspectiveは複数ユーザーで小型SAR衛星コンステレーションの観測能力をシェアリングする新プログラム「Synspective OMNIA」を発表しました。
Synspectiveは2018年2月に創業された、小型SAR衛星の開発・運用から、観測データの販売・解析ソリューションの提供までをワンストップで行う日本の宇宙スタートアップ企業です。2024年12月19日には東京証券取引所 グロース市場に上場もしています。
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近年、国際情勢や気候変動に伴うリスクの深刻化などによって、安全保障や防災領域を中心に雲があっても地上の状態を高頻度に確認できるSAR衛星コンステレーションの需要が急速に高まっています。
しかしながら、政府や企業が自前で衛星網を構築・維持するには巨額の初期投資が必要になる一方で、利用しないタイミングではコストがかさむだけとなってしまい、自前で持つ決断がしづらいという課題がありました。
そのような課題に対して「Synspective OMNIA」は、複数の政府や企業で、小型SAR衛星コンステレーションのキャパシティをシェアできるため、コストの最適化が図れます。
また、大規模なコンステレーションを構築することで、地球上のどこでも高い頻度で撮影できるようになります。
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安全保障やインテリジェンス機関が観測データを取得する際には、Synspectiveのサーバーや他国のネットワークを経由せず、その国の政府・軍が保有する独自の地上局へ衛星から直接データを送信・受信できる仕組みを構築しているため、内容解読のリスクを極限まで抑えるような設計もされています。
なお、本プログラムでは、現在30機以上のコンステレーション構築を「StriXシリーズ」とは別に新たなコンステレーションの構築を目指すとのこと。
「Synspective OMNIAは、各国・企業が自らの情報主権を保ちながら宇宙を活用できるようにするための仕組みであり、そのための現実的な一歩です」というCEOの新井元行さんのコメントにもあるように、超小型衛星開発の第一人者である中須賀真一さんに宙畑のインタビューで教えていただいた第四世代を象徴する事例といえるでしょう。
【参考記事】
Synspective、小型SAR衛星コンステレーションを共有する新プログラム「Synspective OMNIA」を発表

