2025年までに、宇宙ベンチャーを新たに500社作る!
ounder Instituteのアデオレッシ氏は、2025年までに新たに500の宇宙に関係する会社を作ることを目標とすると宣言した。
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Founder Instituteのアデオレッシ氏は、2025年までに新たに500の宇宙に関係する会社を作ることを目標とすると宣言した。Founder Instituteは世界最大の技術系スタートアップの起業支援の一つだ。
新しい宇宙ビジネスを支援するStar Fellow Program
2017年5月より、宇宙業界で働いているか、宇宙業界で起業してみたいと思う人であれば誰でもFounder Instituteの新しいStar Fellow Programというプログラムにチャレンジすることができる。
Star Fellow Programに採択されると、良いアイディアから成功するビジネスへと昇華させるための3.5か月のカリキュラムの受講料、数千ドルが免除される。また、プログラムのメンターには、既に宇宙ベンチャーとして起業し資金を獲得しているPlanetやPlanetary Resourcesなどの共同創設者も含まれている。
Founder Instituteは、起業支援プログラムを卒業後、資金獲得の支援も行う。Space Xの初期支援を行ったDFJ*1などを含むベンチャーキャピタルに自らのビジネスプランをプレゼンする機会も得ることができる。
Founder Instituteが宇宙ビジネスを支援する理由
アデオレッシ氏が宇宙業界の発展に興味を持ったのは2000年まで遡る。
ペンシルバニア大学でのルームメートがイーロンマスク(Space Xの創設者)だったのだ。2人は大学時代、なぜロケットは非常に難しいのか、人類はなぜ宇宙探査に注力しないのかなどを議論した。その後、レッシ氏は月面賞金レースなどを開催するX Prize Foundationの委員会メンバーに参加し、イーロンマスクはSpace Xを創設した。
レッシ氏が見据える宇宙ビジネスの将来
“私が宇宙探査に抱いていた多くの希望が実現し始めている。”とRessi氏は言う。”今後数年以内に、人類は再び宇宙探査を積極的に行うようになると信じている。”
Planetの創設者であるマーシャル氏やSpace Xの創設者であるイーロンマスク氏は、宇宙ビジネスの分野において起業が可能であることを示した。しかし、もし人類が種として宇宙探査を行うならば、たくさんのイノベーションが必要である。生命維持装置や食物の生産、材料など。もっと多くのイノベーターが必要なのである。とレッシ氏は主張している。
用語解説
*1 DFJ:ドレイパー・フィッシャー・ジャーベットソン。アメリカの有力ベンチャーキャピタル
今週の英語フレーズ
“A lot of the hopes I had for space exploration are starting to come true,” Ressi said.
“私が宇宙探査に抱いていた多くの希望が実現し始めている。”とレッシ氏は言った。
出典元
2017/05/24/, SPACENEWS, 500 new space startups by 2025? The Founder Institute wants to make that happen.,
http://spacenews.com/500-new-space-startups-by-2025-the-founder-institute-wants-to-make-that-happen/
2017/06/03, Founder Institute, The Ultimate Frontier, http://fi.co/new/insight/the-ultimate-frontier