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将来宇宙輸送システムが5.5億円を調達。今後5年で再使用型宇宙往還機を開発へ【宇宙ビジネスニュース】
【2023年9月4日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
8月31日、将来宇宙輸送システムが第三者割当増資により、総額5.5億円の資金調達を調達したことを発表しました。リード投資家はインキュベイトファンド、そのほかアニマルスピリッツ1号ファンドや電通ベンチャーズSGPファンドらが出資をしています。
今回調達した資金について、将来宇宙輸送システムは「今回調達した資金とともに政府のスタートアップ支援策を最大限活用しながら、宇宙輸送システム開発に必要な要素技術の研究開発に取り組みます」と説明しています。
将来宇宙輸送システムは、完全再使用型の単段式宇宙往還機(SSTO)を用いた高頻度宇宙輸送を2040年代に行うことを最終目標とし、今後5年程度で再使用型の宇宙輸送機を開発することを目指して2022年5月に設立された企業です。
プレスリリースでは、企業や大学との連携内容についても紹介されていて、計画の実現に必要な事業連携と研究開発が着々と進んでいる様子がうかがえます。
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参考
将来宇宙輸送システム株式会社、インキュベイトファンド、アニマルスピリッツ1号ファンド、電通ベンチャーズSGPファンド等を引受先とする総額5.5億円の資金調達を実施