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史上初。中国の清華大学発ベンチャーLandSpaceがメタンロケットの打ち上げに成功【宇宙ビジネスニュース】
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7月12日、中国のロケット開発企業LandSpace Technology(蓝箭航天,以下LandSpace)が朱雀2号(Zhuque-2)の打ち上げに初めて成功したことを発表しました。液化メタンと液体酸素を燃料とするロケットが軌道に到達したのは世界初です。
LandSpaceは2015年に設立された清華大学発ベンチャーです。2018年に固体燃料ロケット「朱雀1号」の初打ち上げを行いましたが、成功せず、液体燃料ロケット「朱雀2号」の開発に移行しました。朱雀2号は2022年12月に初の打ち上げが行われましたが、飛行中に不具合が発生し、打ち上げは失敗に終わりました。
朱雀2号は太陽同期軌道に4000kg、高度200kmの地球低軌道に6000kgのペイロードを輸送できるとされています。
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宙畑編集部