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月探査の映像をリアルタイムで地上へ。アルテミス計画の船外活動服に通信機能を搭載。Axiom SpaceとNokiaが提携【宇宙ビジネスニュース】
【2024年8月26日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
8月21日、船外活動服や商業宇宙ステーションの開発を手がけるAxiom Spaceは、宇宙服に高度な4G/LTE通信機能を搭載するため、フィンランドの大手通信企業Nokiaと提携したことを発表しました。
Axiom Spaceは、アルテミス計画の一環でNASAから2億2,800万ドル相当の開発契約を2022年に受注しました。Axiom Spaceが開発する船外活動服は有人月面着陸を行うアルテミスIII以降で使用される予定です。さらに、船外活動服に4G/LTE通信機能を施すため、NASAから5,750万ドルの開発契約を受注しました。
通信機能の搭載により、アルテミスIIIの宇宙飛行士は、月面を探査しながら撮影した映像をリアルタイムで地上の管制官と通信できるようになるということです。
なお、Nokiaは将来的にAxiom Spaceの船外活動服に適用する予定の月面通信システム(LSCS)を、民間で初めて月面着陸を成功させたIntuitive Machinesが11月以降に実施する2度目の月面輸送「IM-2」ミッションで、実証を目指します。
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