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欧州のSAR衛星「Sentinel-1C」2024年内にヴェガCロケットで打ち上げへ【宇宙ビジネスニュース】

【2024年10月7日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

欧州のArianespace(アリアンスペース)の代表取締役社長兼CEOのステファン・イズラエルさんが来日し、10月4日に都内で記者会見を開催しました。

代表取締役社長兼CEOのステファン・イズラエルさん

イズラエルさんは記者会見で、7月9日に新型のAriane6ロケットの初打ち上げが成功したことや同社の近況を報告しました。

Ariane6ロケットは搭載するペイロードの重さや大きさによって、仕様をフレキシブルに変更できるのが特徴です。特に「Ariane64」型ロケットは、Falcon9の2倍のペイロードを輸送する能力があり、月への輸送での使用も期待されています。

2030年代の市場動向について質問が挙がると、イズラエルさんは、コンステレーション衛星の打ち上げが半数を占め、小型の静止軌道衛星が登場するなど、衛星の重さや大きさの多様化を予測していると説明しました。

また、2024年9月の打ち上げで退役したヴェガロケットの後継機である、ヴェガCロケットについても言及されました。

ヴェガCロケットは2022年7月に初飛行を成功させました。しかし、同年12月に行われた打ち上げは衛星の軌道投入に失敗していました。失敗の原因はすでに特定されていて、対策を行い、2024年内に欧州のSAR衛星「Sentinel-1C」を打ち上げる予定だということです。

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