アメリカのベンチャー企業Firefly Aerospace（以下Firefly）が開発した月着陸船「Blue Ghost」は3月2日午後5時34分頃（日本時間）、月面への軟着陸に成功しました。

月面着陸を成功させた民間企業はIntuitive Machinesに続く2社目。また、Intuitive Machinesの月着陸船は月面で横倒しになっていたため、Fireflyは直立した状態での着陸を成功させた史上初の民間企業になったと述べています。

Blue Ghostは1月15日に、SpaceXのファルコン9ロケットに、日本のispaceの月着陸船「RESILIENCE」と相乗りして搭載されて打ち上げられました。なお、ispaceのRESILIENCEは燃料を節約するために航行期間が長くかかるルートを採用しているため、着陸は5月末から6月頃になると見込まれています。

今回月面着陸に成功したFireflyのBlue Ghostは、NASAの商業月面輸送サービス（CLPS）の一環で、科学実験装置など10個のペイロードが搭載されています。今後は14日間にわたって月面地下掘削やサンプルの収集などを実施する予定です。

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参考

Firefly Aerospace Becomes First Commercial Company to Successfully Land on the Moon