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Planet、大手総合化学会社Bayerから複数年契約を獲得。農業の物流最適化と生産性向上を目指して【宇宙ビジネスニュース】

【2025年3月3日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

地球観測企業Planetはドイツに本社を置き、ヘルスケアや農業関連事業などを手がける大手総合化学会社Bayer(バイエル)と新たに複数年のエンタープライズ・ライセンス契約を締結したことを発表しました。なお、具体的な契約金額は公表されていません。

PlanetとBayerは数年前から提携しており、2022年に戦略的関係を拡大することを発表していました。BayerはPlanetのデータを活用することで、圃場をモニタリングして、農業分野における物流の最適化と作物の生産性向上を図っています。今回の契約により、Bayerがアクセス可能な衛星画像と分析ツールがさらに拡大するということです。

Planetの最高収益責任者(CRO)であるチャーリー・キャンディ氏は「Bayerが(Planetの)衛星画像と分析ツールにシームレスにアクセスできるようにすることで、データに基づいた意思決定を支援し、生産性の向上だけでなく、廃棄物の削減や農業エコシステム全体の効率化を促進できると考えています。最終的には、より生産的な農業の実現に貢献していくことが私たちの目標です」と述べています。

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参考

Planet and Bayer Accelerate Digital Innovation in Agriculture with Major Enterprise License Expansion

Planet and Bayer Expand Strategic Relationship

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