有名な天文学者の名前を関した国家プロジェクトとは? 第23回「今週のSPACE ENGLISH」
有名な天文学者の名前がつけられた国家プロジェクトは宇宙望遠鏡ではなく……その答えは記事で!
英語が苦手で最新の宇宙ビジネス情報をキャッチするのに四苦八苦。そんな宙畑編集部員T.N.と一緒に、宇宙ビジネスで使用される英単語を学ぶ本連載。
今週は8/26~9/1の7日間で『SpaceNews』内で最も頻繁に出現した英単語(※これまでに同連載でご紹介した英単語を除く)を10個ご紹介します。
それではさっそく、Let’s 今週のSPACE ENGLISH!!
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集計対象記事:『SpaceNews』で該当期間に公開された記事のすべて
集計期間:2018/8/26~2018/9/01
※()内の数字は該当期間の登場回数です
proton (31)
プロトン。ロシアが開発した大型ロケット。
1965年に初めて打ち上げ、以来415回以上の打ち上げを誇るベテランロケット。
現在は、アメリカに拠点を置くInternational Launch Services (ILS)がプロトンによる打ち上げサービスを提供しています。
これまで何度か改良を重ねながら打ち上げてきていましたが、今回新たな型の開発を延期するというニュースが出ていました。
Proton Medium, International Launch Services’ answer to Falcon 9, put on “indefinite hold”
lunar (22)
月の。
月の科学者Paul Spudis氏が亡くなったというニュースでした。
early (21)
早い。初期の。
記事中では、Early Juneで6月初旬などの使い方をされています。
opportunity (20)
オポチュニティー。
NASAが開発した火星探査ローバー。
2018年6月初旬に砂嵐が電力源である太陽電池パネルを覆い、通信ができなくなっていましたが、落ち着いてきたため再度通信を試みるというニュースが出ていました。
part (20)
一部分、部品。
galileo (19)
ガリレオガリレイ。イタリアの物理学者、天文学者、哲学者。
そのガリレオの名を冠したのが、ヨーロッパが開発を進める測位衛星システム。
ブレクジットに伴いイギリスがガリレオから離脱する可能性が出てきており、イギリス政府としてもそのための予算を準備しているというニュースが出ていました。
British government to fund study on Galileo alternative
kepler (18)
天体の運動に関して記述した「ケプラーの法則」をまとめ上げた。
そのケプラーの名を冠した、カナダのスタートアップKepler CommunicationsはIoTのコネクティビティを提供する。
彼らの最初の世代のコンステレーションである15機のCubesatの打ち上げ業者選定についてのニュースが出ていました。
Kepler Communications opens launch bids for Gen-1 LEO constellation
water (18)
水。
人間をはじめとする生物が生きていくために欠かせないもの。
月や火星などの天体で人類が居住する未来を見据えた場合、その天体に水があるのかは一つ重要なポイントになります。
medium (18)
中くらいの。中程度の。ステーキの焼き加減は「レア」「ミディアム」「ウェルダン」
今週は冒頭のProtonと組み合わせて、新型のロケット「Proton Medium」としてよくつかわれていました。
aac(17) clyde(17)
今週同数でランクインしたのは、スウェーデンの衛星機器や地上試験機器を扱うAAC Microtecとスコットランドの衛星メーカーClyde Spaceが合併して作られたAAC Clyde。
ともに衛星やその一部分を担うメーカーですが、今後は小型衛星のオペレーターとしてコンステレーション事業にシフトしていく考えを示しました。
ÅAC Clyde looks to constellations as future of business
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以上、第23回「今週のSPACE ENGLISH」いかがでしたでしょうか。
次回の「今週のSPACE ENGLISH」は9/16(日)に9/2(日)~9/8(土)に公開された「SpaceNews」記事の最頻出英単語TOP10(これまでに紹介した英単語は除外)をご紹介します。
これまで英語が苦手でなかなか海外の宇宙ニュースを敬遠していたという方も、「今週のSPACE ENGLISH」で少しずつ宇宙英単語を学んで海外の宇宙ニュースにチャレンジしてみましょう!
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