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中国が独自の宇宙ステーションのコアモジュール打ち上げに成功。 有人宇宙開発においても強める中国の影響力【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/4/26〜5/2】

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中国が独自の宇宙ステーションのコアモジュール打ち上げに成功

中国の宇宙機関である中国航天科技集団(以下CASC)や新華社の情報によると、中国が独自に開発する軌道上宇宙ステーション”天宮(Tiangong)”の中核をなす”天和※(Tianhe)”を打ち上げ成功を発表しました。今回の打ち上げは、海南島の文昌衛星発射場から長征5Bロケットで行われました。
※メディアによっては”天河”と記載も

天和は、全長16.6m・重量22.5tと中国がこれまでに開発した宇宙機の中で最大級となります。T字型の天宮の中央に位置する天和は、宇宙飛行士の居住区や生命維持装置のほか、軌道高度を維持するための推進モジュールも搭載しています。

中国有人宇宙機関(CMSA)が公開している資料によると、今後天和の両側に2つの実験モジュールが接続され、2022年末までに天宮が完成する予定です。実験モジュールを合わせると合計約66tとなる天宮は高度340~450kmで地球を周回し、10年間の運用が予定されています。天宮が完成すると、3名の宇宙飛行士が6ヶ月間滞在することができる軌道上施設となる予定です。

CASCは2020年10月に、18人の新しい中国人宇宙飛行士を選抜しました。過去2回の選抜で選ばれた宇宙飛行士は全員元軍人でしたが、今回の選抜では科学・工学の知識を有する民間人から選ばれています。

中国人宇宙飛行士が中国独自の宇宙ステーションに滞在し、軌道上で様々な実験を行う未来が、もうすぐそこまで来ています。

中国の軌道上宇宙ステーション天宮の画像ではなく、国際宇宙ステーション(ISS)建設時の様子

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