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GITAIの単腕型ロボットがNASAの安全審査に通過。8月にISSへ打ち上げ【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/6/21〜6/27】
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宇宙用汎用作業ロボットを開発するGITAI Japan株式会社(以下GITAI)は、ISSで技術実証を行う単腕型作業ロボット「S1」のNASAによる安全審査を全て通過したことを発表しました。同機は、2021年8月18日に、SpaceXのドラゴン宇宙船で打ち上げられる予定です。
「S1」により、ISS船内でのスイッチ・ケーブル操作とやISS船外を想定した宇宙用パネル組み立て作業といった宇宙での有人活動で汎用的に必要となる技術を実証します。最初に自律制御、次に地上からの遠隔操作によって実施されます。
S1が設置されるのは、米国のNanoracks社の商業エアロックモジュール「Bishop(ビショップ)」内です。Nanoracksは、打ち上げ機会の提供と軌道上での運用管理、データのダウンリンクを担当しているほか、遠隔操作はヒューストンにある同社の管制室から行われます。
GITAIは、2021年3月に、シリーズBラウンドで総額18億円を調達した際に、米国市場進出への意欲を示していました。事業化に向けての重要なステップである、今回の技術実証には、海外からも注目が集まるのではないでしょうか。
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宇宙ビジネス
佐々木亮