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SynspectiveがRocket Labと打ち上げ契約。実証衛星2号機を含む3機の衛星をElectronで打ち上げ【宇宙ビジネスニュース】

【2021年12月13日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

SynspectiveがRocket Labと打ち上げ契約。実証衛星2号機を含む3機の衛星をElectronで打ち上げ

小型SAR衛星コンステレーションの構築を進める株式会社Synspectiveが、Rocket Lab(NASD:RKLBと新たな契約を締結し実証衛星2号機StriX-βをRocket Labの小型ロケットElectronで2022年初旬に打ち上げると発表しました。

今回の契約には、StriX-βに続く小型SAR衛星2機の打ち上げも含まれています。

StriX-βはStriX-αに続く実証2号機で、地表の変動を検出する干渉SAR解析(※1)を行うための軌道制御機能を搭載し、軌道上での実証を予定しています。Synspectiveは2023年までに6機を打ち上げる予定で、2020年代後半までに30機のコンステレーション構築を目指します。
※1:干渉SAR解析の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
干渉SAR(InSAR)とは-分かること、事例、仕組み、読み解き方-

今回の発表に関して、SynspectiveのCEOの新井元行氏は以下のコメントを出しています。

Synspectiveは既に初号機運用とソリューションサービスの提供を始めており、まさにこれから事業拡大のフェーズに入ります。StriX-βはその過程において強みとなるInSAR実証と衛星運用ノウハウを深めるための重要な機体です。このミッションを成功させ、世界の効率性とレジリエンスを高めることを目指して、着実に成果を重ねて参ります。

StriX-βは、相乗り打ち上げ仲介サービスを展開するExolaunchと契約しSoyuz-2で2021年内に打上げ予定でしたが、Soyuz-2の打上げスケジュールの変更を受けて、Electronで打ち上げることになりました。Synspectiveは、同社初の小型SAR衛星StriX-αの打ち上げの際もElectronを使用しているため、打ち上げロケットの急な変更にも問題なく対応できたようです。

Synspectiveが打ち上げを重ねるごとに、小型SAR衛星コンステレーションを軸にしたサービスをどのように広げていくか引き続き注目です。

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参考記事

小型SAR衛星2号機「StriX-β」Rocket Lab (ロケットラボ)社と打ち上げの契約を締結

Rocket Lab to Launch Three Dedicated Electron Missions for Earth Imaging Company Synspective