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バイオ燃料を使用した小型ロケット開発に取り組むOrbexが小型ロケットPrimeの実物大試験機を公開【宇宙ビジネスニュース】

【2022年5月16日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

バイオ燃料を使用した小型ロケット開発に取り組むOrbexが小型ロケットPrimeの実物大試験機を公開

小型ロケット企業のOrbexが、現在開発中の小型ロケットPrimeの実物大試験機を公開しました。

Orbexは2015年に設立された英国の小型ロケットベンチャーであり、これまでに約81億円の資金調達にも成功しています。Primeは全長19mの2段式ロケットで英国とデンマークで製造されており、10〜180kgのペイロードを地球低軌道に投入することが可能です。

Orbexが開発するPrimeの一番の特徴は、再生可能な燃料であるバイオプロパンを燃料として使用している点です。この燃料により、同規模のロケットと比較して、二酸化炭素排出量を大幅に削減することができます。

OrbexのCEOであるChris Larmour氏は、以下のコメントを発表しています。

This is a major milestone for Orbex and highlights just how far along our development path we now are. From the outside, it might look like an ordinary rocket, but on the inside, Prime is unlike anything else.
(訳:今回の発表はOrbexにとって大きな節目であり、我々の今に至るまでの開発の道のりがいかに遠かったことを表しています。外見は普通のロケットのように見えますが、中身は他のロケットとは全く違います。)

Primeは、スコットランド北部に位置する垂直打ち上げ方式の射場The Space Hub Sutherlandから2023年に打ち上げられる予定です。

市場の競争がより激しくなってきている小型ロケット業界ですが、ロケット業界でも環境を意識した技術が生まれていく中で各企業の取り組みにも注目です。

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参考記事

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