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NASAが次世代気象衛星に搭載する機器の要素技術開発を担う2社を採択。気象観測に加えて大気汚染状況の観測を実現【宇宙ビジネスニュース】

【2022年5月23日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

NASAが次世代気象衛星に搭載する機器の要素技術開発を担う2社を採択。気象観測に加えて大気汚染状況の観測を実現

NASAが、NOAA(国立海洋大気庁)のGeoXO(次世代静止気象衛星)シリーズに搭載するACX(大気組成観測機器)を開発する企業として、Ball Aerospace & TechnologiesRaytheon Intelligence & Spaceの2社を採択しました。NASAとの契約金は両社ともに500万ドル(約6.4億円)です。

ACXは、GeoXOシリーズに搭載される予定のハイパースペクトル分光計です。輸送・発電・災害等から排出される大気汚染物質による汚染状況を1時間ごとに観測し、健康被害などの軽減に貢献します。

採択された2社は20ヵ月間の期間で、ACX開発に必要な要素技術の研究・リスク評価・開発スケジュール案作成等に取り組み、その研究結果は2024年に予定されているACX装置の実装契約の性能要件を設定するために活用されます。

GeoXOシリーズは、運用寿命が近づいてきているGOES-Rシリーズの後継機として、静止軌道から、米国の気象・海洋・気候変動を観測し、将来の主要な環境問題に対処する重要な情報を取得するために2030年代初頭からの運用開始を目指しています。

地球規模の環境問題解決には、衛星による継続した観測が重要です。採択された民間企業の技術が衛星の後継機に活かされ、環境問題の解決へどのように繋げていくか期待です。

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参考記事

NASA Selects Firms for NOAA Atmospheric Composition Instrument Study

Geostationary Extended Observations (GeoXO)