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持続可能な水産養殖の実現を目指すウミトロンが12.2億円を調達。海外展開の加速へ【宇宙ビジネスニュース】
【2022年6月13日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
6月7日、水産養殖に衛星データやAI、IoTを活用するウミトロンがプレシリーズBラウンドで12.2億円を調達したと発表しました。出資したのは、ENEOSホールディングス、QB第二号投資事業有限責任組合、東洋製罐グループらです。2018年にもシリーズAで 12.2億円を調達していて、今回の調達により、調達額の総額は24.4億円となりました。
ウミトロンは、リアルタイムで魚の食欲分析ができる大規模養殖場向けのAIソフトウェアサービス「UMITRON REMORA」や養殖場のエビの生育状況を分析する「UMITRON EAGLE」、衛星データを活用し、世界中の様々なエリアの高解像度な海洋データを提供するプラットフォーム「UMITRON PULSE」などをリリースしています。
今回調達した資金により、既存・新規サービスの事業基盤強化に加え、サーモン養殖の主要市場である北欧やチリ、エビ養殖の主要市場である東南アジアなどへの現地法人の設立と事業展開を加速していくとのことです。
水産庁によると、世界の養殖生産は過去20年間で約4倍に拡大し、今後も成長していく見通しです。水産養殖における先端技術の導入もさらに進んでいくのではないかと見られます。
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