Planet Labsがメタンガス検出を目的とするハイパースペクトル衛星を発表【宇宙ビジネスニュース】
【2022年9月26日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
Planet Labsがメタンガス検出を目的とするハイパースペクトル衛星を発表
小型衛星を活用した地球観測サービスを提供するPlanet Labs (NYSE: PL)は、官民プロジェクトであるCarbon Mapper Coalitionで活用予定のハイパースペクトル衛星「Tanager」を発表しました。
2021年4月に発表されたCarbon Mapper Coalitionは、NASAジェット推進研究所、アリゾナ大学、Planet Labs、High Tide Foundationなどによって構成される、メタンガスと二酸化炭素の排出源を特定・追跡を目的とするプロジェクトです。
Tanagerは、400 以上の波長のデータを30mの解像度で撮像することが可能なハイパースペクトルセンサを搭載した衛星であり、2023年に2機打ち上げ予定です。高品質なハイパースペクトルデータを活用してメタン排出源の特定に貢献します。
宙畑メモ:ハイパースペクトルセンサ
ハイパースペクトルセンサとは、通常の光学センサと比較して、より細かく波長を分割しデータを取得することが可能なセンサです。
Tanagerのハイパースペクトルデータは、メタンガスと二酸化炭素の検出だけでなく、地球環境を監視するためのアプリケーションにも活用される予定です。Carbon Mapper Coalitionの一員として、生物多様性の保全及び気候変動対策に取り組むPlanet Labsの今後に注目です。
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