ニュース
小型SARベンチャーCapella Spaceが子会社を設立。米国政府向けのサービス提供強化へ【宇宙ビジネスニュース】
【2023年2月6日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
1月31日、小型SAR衛星のコンステレーション構築を進めるCapella Spaceが、米国政府向けのサービス強化を図るために100%子会社「Capella Federal」を設立したことを発表しました。
Capella Federalは米国政府や軍関連の顧客のニーズやセキュリティ要件を満たすために、SAR画像の配信をカスタマイズするということです。
Capella Spaceはアメリカの国家偵察局(NRO)をはじめ、国家地理空間情報局(NGA)や空軍、海軍、宇宙軍などの政府機関と契約を結んでいる実績がある企業です。
ニュース
宙畑編集部
米国家偵察局(NRO)がSAR衛星企業5社と契約。初の外資系企業の選定も【宇宙ビジネスニュース】
1月10日には、アメリカ革新的技術基金(U.S. Innovative Technology Fund)から6000万ドルを調達したことと同時に、最高財務責任者(CFO)兼最高執行責任者(COO)、最高人事責任者(CHRO)、最高情報セキュリティ責任者(CISO)を務める3名を新たにエグゼクティブチームに迎えたことを発表していました。
Capella Spaceの創業者兼CEOであるパヤム・バナザデ氏は、Capella Federalを創業した経緯と意気込みをこう語りました。
「Capella Spaceの設立以来、特に現在進行中のウクライナ危機を受け、米国政府のお客様からCapella のSAR機能を活用したいという大きな要望をいただいてきました」
「Capella Federalは継続的なサポートを可能にし、私たちの大切なお客様に、命を救うかもしれない重要な決断を下すために必要なツールを提供することになるでしょう」
宙畑編集部のおすすめ関連記事
ニュース
宙畑編集部
小型SARベンチャーCapella Spaceの新型衛星、解像度は21.4cm。2023年初頭に打ち上げへ【宇宙ビジネスニュース】
ニュース
宙畑編集部
Capella Spaceが9700万ドルの資金調達。高解像度SARデータをより多くの顧客に提供予定【宇宙ビジネスニュース】
今週の宇宙ニュース
ニュース
宙畑編集部
GHGSatが二酸化炭素排出の観測に特化した初の商業衛星を23年後半に打ち上げ。データの需要拡大を受けて【宇宙ビジネスニュース】
ニュース
宙畑編集部
OneWebがカナダの通信サービス企業と提携。衛星通信依存率100%の地域に高速インターネットを提供へ【宇宙ビジネスニュース】
ニュース
宙畑編集部
アジア初!国際線LCC・ZIPAIRがStarlink導入に向けた技術検証へ。地上と変わらないインターネットサービスを目指す【宇宙ビジネスニュース】
ニュース
宙畑編集部