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Capella Spaceが9700万ドルの資金調達。高解像度SARデータをより多くの顧客に提供予定【宇宙ビジネスニュース】

【2022年5月2日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

Capella Spaceが9700万ドルの資金調達。高解像度SARデータをより多くの顧客に提供予定

小型SAR衛星を運用しているCapella Spaceは、NightDragonがリードインベスターを務めるシリーズCラウンドの資金調達で9700万ドル(約126億円)を獲得したと発表しました。本ラウンドには、既存投資家のDCVCCota Capitalも参加しています。今回の調達で、同社の累計調達額は約1.8億ドル(約234億円)にのぼりました。

Capella Spaceは今回獲得した資金を、提供サービス拡大のほか、衛星タスク処理プラットフォームであるCapella Consoleへのデータ統合、高性能な次世代SAR衛星の開発などに活用する予定です。

2016年に創業したCapella Spaceは、現在7機のSAR衛星を打ち上げており、分解能50cmの高解像度なSARデータを提供しています。また、Capella Consoleでは顧客が簡単にデータのダウンロードや分析が可能です。Capella Consoleには最近、船舶検知・変化抽出・変位モニタリングと3つの新しい統合分析機能が追加されました。

Capella SpaceのCEOであるPayam Banazadeh氏は、今回の契約について以下のコメントを発表しています。

Since launching commercial operations last year, we’ve seen not only incredible growth for our company, but for the SAR market more broadly. This new funding is a testament to the market demand for quick delivery of high-quality commercial SAR data and analytics, and we’re seeing it firsthand at Capella.
(訳:昨年商業サービスを開始して以来、当社のみならずSAR市場全体が驚くべき成長を遂げています。今回の資金調達は、高品質な商用SARデータおよび素早い分析結果の提供に対する需要が増加していることを証明しています。そのことを私たちはCapellaを通じて目の当たりにしているのです。)

日本でも、Synspectiveが今年の4月に、QPS研究所が今年の2月に大型の資金調達を実施し小型SAR衛星コンステレーションの拡大に取り組んでいます。今後のSAR衛星市場の拡大に期待です。

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