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アジア初!国際線LCC・ZIPAIRがStarlink導入に向けた技術検証へ。地上と変わらないインターネットサービスを目指す【宇宙ビジネスニュース】
【2023年2月6日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
1月31日、国際線専門の格安航空会社ZIPAIR Tokyo(以下ZIPAIR)が機内インターネット通信高速化に向け、アジアで初めてSpaceXと共同で、衛星通信サービス「Starlink」導入に向けた技術検証を進めることを発表しました。
SpaceXは2022年10月に航空機向けのStarlinkサービス「Starlink Aviation」を発表していました。
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宙畑編集部
SpaceX、航空機向けのStarlink新サービス「Starlink Aviation」を発表。月額費用は180万円から【宇宙ビジネスニュース】
ZIPAIRはJALグループの航空会社で、2020年6月から運航が始まりました。就航地は、東京、ソウル、バンコク、シンガポール、ホノルル、サンノゼ、ロサンゼルスです。
現在も無料のインターネットサービスを提供しているといいますが、今後はサービスの品質向上を目指す考えです。ZIPAIR Tokyo代表取締役 西田真吾氏は、このように述べています。
「今回SpaceXと開始する技術検証は、単に機内でのインターネット通信速度を高速化することのみならず、地上でできることを機内でも当たり前にできるようにする、そのような『NEW BASIC』を実現していくために非常に重要なものであり、機内でお客さまの過ごされる時間・体験に更なる可能性を広げることができるものと確信しております」
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