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ALEがデブリ対策事業関連資産をスタートアップBULLに譲渡【宇宙ビジネスニュース】
【2023年7月9日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
7月5日、人工流れ星事業などに取り組むALEは、経営資源の選択と集中の観点から「導電性テザー(EDT)を用いた宇宙デブリ拡散防止装置」の開発を進めていた宇宙デブリ対策事業を終了し、当該事業に関連する資産をBULLに譲渡することを発表しました。譲渡にかかる対価は非公表です。
BULLは宇宙デブリ拡散防止装置のマネージャを務めていた宇藤恭士さんが2022年11月に設立したスタートアップ企業です。2023年5月には東京海上日動火災保険との提携を発表していました。
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宙畑編集部
宇宙デブリ化防止装置などを開発するスタートアップBULLと東京海上日動が協業。新たな保険商品の設計も【宇宙ビジネスニュース】
また、BULLはプレシードラウンドで約1億500万円の資金調達を実施したことも6月に発表していました。
BULLの宇藤さんは「弊社が進めるデブリ化防止装置の開発において、ALEがこれまでに培ってきた技術や知見は大変に得難く、ALEの本事業を引き継げることを大変嬉しく思います」と述べています。
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