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ソフトバンクがStarlinkの再販事業者に。自社製品と組み合わせ、法人向けサービス提供へ【宇宙ビジネスニュース】
【2023年7月24日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
7月13日、ソフトバンクはSpaceXの衛星通信サービス「Starlink」の認定再販事業者として、企業や自治体向けに同社のソリューションと「Starlink Business」を組み合わせたサービスを9月下旬から順次提供することを発表しました。
Starlink Businessは、通信速度が下り最大220Mbps、上り最大25Mbpsのベストエフォート型の衛星ブロードバンドインターネットサービスです。
ソフトバンクは、陸上でユーザーが指定した場所でサービスを利用できるスタンダードプラン、アンテナを持ち運び、陸上の様々な場所で利用できるポータブルプラン、船舶などにアンテナを設置して、日本の領海を移動中に利用できるマリンプランを提供する予定です。
ソフトバンクのソリューションとStarlink Businessを組み合わせたサービスのユースケースとして、高精度測位サービスを用いた山間部での建設機械の遠隔操作、映像・音声サービスを用いた橋の点検作業の遠隔支援、災害時に固定電話回線が使えなくなった場合の代替の通信手段としての活用が挙げられています。
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参考
国内の企業や自治体向けの衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」を9月下旬に提供開始