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ロケットベンチャーAstraが約70人を解雇。エンジニアの配置転換も。新型ロケットの打ち上げ時期に影響か【宇宙ビジネスニュース】

【2023年8月7日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

8月4日、小型ロケットを開発するアメリカのベンチャーAstra Space(以下Astra)が、2023年第2四半期にあたる4月からこれまでに従業員の約25%にあたる約70人を解雇していたことを報告しました。

さらに、約50人の技術者をロケットの打ち上げサービス部門から宇宙機のエンジン開発部門に再配置したことも報告しています。

Astraは2021年7月にNASDAQ市場に上場しましたが、打ち上げの失敗が続き、経営不振に陥っています。

5月に開催された決算報告会では、人員削減により、2023年第4四半期から四半期ベースで400万ドル以上のコスト削減が見込んでいること、加えて設備投資と運転経費も削減し、キャッシュバーンレートの大幅な改善を図る考えを示していました。

打ち上げサービス部門は、新型ロケットの開発を継続していますが、人員の再配置などの影響で2023年末に計画されていた試験打ち上げの実施と商業打ち上げの開始時期が遅れる見込みだと言います。

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参考

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