宇宙飛行サービスを提供する民間企業の登場により、宇宙飛行の機会がさらに広がっています。

8月9日、ISSへの商業宇宙飛行サービスを提供しているAxiom Spaceが、欧州宇宙機関（ESA）の支援を受け、同社のミッションでポーランドの宇宙飛行士を宇宙へ送り出す契約を締結したことを発表しました。

Axiom Spaceは2023年4月に、独自の訓練プログラムやインフラを用意することなく、各国の宇宙飛行士が微小重力環境に滞在したり、科学実験などを実施したりできる政府向けのプログラムの提供を開始しました。

アラブ首長国連邦（UAE）のムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター（MBRSC）の宇宙飛行士にISSへの商業宇宙飛行サービスを提供したほか、イタリアとハンガリー、スウェーデンともサービス提供に向けた契約を結んでいます。2024年1月に打ち上げが予定されているISS滞在ミッション「Ax-3」には、イタリア国防省の宇宙飛行士とESA兼スウェーデン宇宙庁の宇宙飛行士らが参加します。

ポーランドが参加するミッションやアサインされる宇宙飛行士などの詳細は今後、NASAや国際パートナーからの承認を得た後に発表される見込みです。

宙畑編集部のおすすめ関連記事

今週の宇宙ニュース

参考

Axiom Space, ESA Sign Agreement with Poland for Future Human Spaceflight Mission