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QPS研究所が東京証券取引所グロース市場に上場へ。年間10機の製造が可能な工場の新設も予定【宇宙ビジネスニュース】

【2023年10月31日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

10月31日、東京証券取引所は小型SAR衛星コンステレーションを構築するQPS研究所のグロース市場への新規上場を承認しました。上場日は12月6日です。

国内の宇宙ベンチャーの上場は、4月に上場したispace、AI・ディープラーニング技術のコンサルティングおよび開発、衛星データを活用したAI解析ソリューションの提供などを手掛けるRidge-iに続く3社目となる見込みです。

QPS研究所は、QPS-SAR1号機「イザナギ」、2号機「イザナミ」、6号機「アマテル-III」の3機を運用しています。2024年には5号機「ツクヨミ-I」の打ち上げも予定されています。

「新規上場申請のための有価証券報告書」によると、現在は年間4機の小型SAR衛星を製造できますが、工場の新設によって2024年には年間10機に拡大させる方針だと言います。

また、QPS研究所は2022年5月期より防衛省向けのサービスを開始していて、今後は提供枚数も増加する見込みです。

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参考

新規上場会社概要

新規上場申請のための有価証券報告書 (Ⅰの部)

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