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ハイパースペクトル衛星開発のKuva Spaceが約27億円を調達。2030年までに最大100機のコンステレーションを構築【宇宙ビジネスニュース】

【2023年11月6日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

11月2日、ハイパースペクトル衛星を開発する、フィンランドのスタートアップKuva Spaceが1660万ユーロ(約26.6億円)を調達しました。既存投資家のVoima VenturesとNordic Foodtech VCに加えて、新たにシンガポールのEarth VCらも出資しました。

Kuva Spaceは2030年までに最大100機の衛星を打ち上げ、コンステレーションを構築する計画です。2023年6月には、欧州の地球観測プログラム「コペルニクス」における唯一のハイパースペクトルデータの提供企業として500万ユーロ(約8億円)相当の5年間の商業契約を獲得しています。

すでに3機の衛星を打ち上げていて、2024年は「Hyperfield-1」を含む2機の衛星を打ち上げ、サービスの提供を開始する予定です。

衛星のイメージ Credit : Kuva Space

今回調達した資金でKuva Spaceは、ハイパースペクトルカメラと衛星の開発の加速、人材採用、AI分析プラットフォームの立ち上げ、米国をはじめとする主要市場での活動強化を目指します。Kuva Spaceは本社があるフィンランドのほか、日本、ベルギー、米国、英国に現地法人があり、日本市場への本格参入も期待されます。

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参考

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