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NTTドコモグループが「Starlink Business」を23年内に提供へ。KDDI・ソフトバンクに続き【宇宙ビジネスニュース】
【2023年11月6日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
10月31日、NTTドコモのグループ会社であるNTTコミュニケーションズが衛星通信サービス「Starlink Business」を、2023年内を目処に開始する計画を発表しました。
「Starlink Business」とは、Starlink衛星を通じて、通信速度下り最大220Mbps/上り最大25Mbpsを実現する高速ブロードバンドインターネットサービスです。
宇宙関連事業でNTTと業務提携しているスカパーJSATがStarlink Japanより再販事業者としての認定を受け、NTTドコモは認定再販事業者としてサービスを提供します。NTTドコモは「本サービスの提供開始日、料金などの提供条件につきましては、詳細が決まり次第、お知らせいたします」と述べています。
なお、NTTドコモは、すでに衛星電話サービス「ワイドスター」を提供しています。今後は緊急通報を含む音声通話やFAX、データ通信などの用途としてはワイドスターを、より高速なインターネットサービスの用途にはStarlink Businessを提供していく考えです。
また、静止衛星による通信サービスを提供していた実績があるスカパーJSATは、顧客に直接サービスを提供することも予定しているといいます。同社は「『Starlink Business』が新たにラインアップに加わることにより、お客様は低遅延かつ高速の通信サービスを簡便に利用できるようになります」と述べています。
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