宙畑 Sorabatake

Tellus

テーマは「地球環境」Tellusの衛星データを使ったQGIS解析ハンズオンセミナー参加者募集!

昨年度から数回にわたり開催してきた衛星データの基礎知識とともにQGISを使った衛星データの解析方法が学べるQGISハンズオンセミナーですが、今回は、「地球環境」というテーマで衛星データの見方、QGISを使った簡易的な解析方法を学べる内容で開催いたします。これまでのハンズオンの内容とは異なるため、過去に参加したことがある方もぜひご参加ください。

1.テーマは「地球環境」Tellusの衛星データを利用したQGISハンズオンセミナーの開催が決定!

昨年度から数回開催してきたQGISハンズオンセミナーの内容を一新し、「地球環境」をテーマにした衛星データの解析ハンズオンセミナーを開催いたします。

これまで開催してきたQGISハンズオンセミナーでは、衛星データの基礎知識の講義や、QGISの基本的な操作からTellusの衛星データを利用した解析実習など、衛星データに触っていただくのに必要な基本的な使い方をメインに紹介する内容で実施していました。

今回は、「地球環境」をテーマに、地球温暖化の状況や衛星データから様々な地球の今を調べる方法を、実際にTellusに搭載している衛星データを使いながら、ご自身で解析していただくハンズオンセミナーを開催します。

気候変動や地球温暖化に関心がある方や、衛星データでどんなことが調べられるのか知りたい方、QGISを使って解析してみたいという方など、過去のハンズオンセミナーに参加したことがある人もない方もぜひご参加ください。

GCOM-Cの全球海面水温データ Credit : ©JAXA、OpenStreetMap

2.QGISハンズオンセミナーの概要

「Tellusの衛星データを使ったQGIS解析ハンズオン~気候変動の状況を調べられるようになろう~」は、Tellusに搭載している衛星データを利用可能なQGISを標準搭載した法人向けクラウド環境「Tellus Satellite Data Master with QGIS」をご利用いただき、地球環境を調べることができる人工衛星がどのようなデータを取っているのか、そのデータを使った解析実習まで行うハンズオンセミナーです。

QGISは、オープンソースのソフトウエアで誰でも無料で利用できるGIS(地理情報システム)で、プラグインの利用や、他のGISとの連携により、さまざまな分析ができ、衛星データ解析者にも広く利用されています。

通常、QGISで衛星データを利用する場合は、QGISと利用する衛星データをすべてお客さまの環境にダウンロードが必要となり、高い処理性能を持つ環境や高速なインターネット回線が求められます。
「Tellus Satellite Data Master with QGIS」は、リモートデスクトップ接続により、Tellusに搭載された衛星データを利用できる環境に接続し、その環境上でTellusのデータを検索やダウンロード、公式ツールでの解析まで可能なプラグインを搭載しているQGISが利用可能なサービスです。

リモートデスクトップ接続が可能なPCをお持ちであれば、ご自身のPCに容量の大きな衛星データや解析ツールをダウンロードすることなく、衛星データの解析ができます。
今回のQGISハンズオンセミナーは、この「Tellus Satellite Data Master with QGIS」を参加者の皆さまに提供し、実際に衛星データの解析まで体験いただくハンズオンセミナーとなっています。

※セミナー当日の約1週間ほど前に、2024年3月29日までご利用可能な「Tellus Satellite Data Master with QGIS」をご提供いたします。

【概要】
■タイトル:Tellusの衛星データを使ったQGIS解析ハンズオン~気候変動の状況を調べられるようになろう~
■会場:さくらインターネット株式会社 東京支社32階
 (東京都新宿区西新宿7-20-1住友不動産西新宿ビル 32階)
■日程:2024年2月19日(月)、20日(火)
 ※内容は各日とも同じ内容です。
■時間:10:00~17:00 ※受付開始9:30
■募集人数:各回20名 ※先着順
■受講料:無料 ※Tellusのアカウント登録(無料)が必要です。
■持ち物:リモートデスクトップ接続が可能なノートPC、名刺、筆記用具
 ※会社から支給されているPCの場合、リモートデスクトップ接続ができない設定になっている場合があります。お持ちのノートPCがリモートデスクトップ接続が可能かご確認の上、お申し込みください。

■講座内容
 10:00~10:15 参加者自己紹介
 10:15~11:00 Tellusの概要/気候変動と地球観測衛星について
 11:00~11:30 Tellusプラグインのインストールについて
 11:30~12:30 昼休憩
 12:30~13:00 QGISの基本機能の説明
 13:00~16:30
  GCOM-Cデータのダウンロードと表示
  海面温度からエルニーニョの状況把握
  クロロフィルα濃度から赤潮分布範囲の推定
 16:30~17:00 まとめ・質疑応答
※ご自身のノートPCからリモートデスクトップ接続により、Tellus環境で衛星データの解析ができる「Tellus Satellite Data Master with QGIS」をご利用したハンズオンを行います。

■講師紹介
株式会社MIERUNE GISエンジニア 西林 直哉 氏
GIS技術全般に関する豊富な技術や経験をもとに、位置情報に関する課題解決をサポートする国内有数のソリューションカンパニーであるMIERUNEで、QGISのプラグイン開発やコンサルティング、講習会の運営を行う。
前職では、環境コンサルタント業務において現地調査結果のデータ化や、それを用いた空間解析などでGISをフル活用。

・さくらインターネット株式会社
 事業開発本部 クロスデータ事業部 PRグループ 菅谷 智洋
求人広告会社にて広告制作、広告審査などの業務に従事後、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)第一宇宙技術部門にて人工衛星の広報担当、望遠鏡メーカーでの営業事務を経て、2018年10月より現職。同社では衛星データの利用促進に係るラーニングイベント、コミュニティイベントなどの企画・運営を担当。

2024年2月19日(月)開催に申し込む

2024年2月20日(火)開催に申し込む

3.まとめ

2023年は「地球温暖化」に加えて「地球沸騰化」という言葉も使われるようになるほど、地球環境に注目が集まった1年でもありました。
地球温暖化に代表される地球規模で起きている気候変動の現状を知るために、さまざまな人工衛星が活躍しています。持続可能な開発目標(SDGs)の中にも地球温暖化に対する目標が含まれており、今後も地球環境がどのように変化していくのか、そのうえでどのように対策を行っていくのかは非常に重要な観点でもあります。
衛星データを使って地球環境がどのように解析できるのか、ぜひご自身で解析できるようになってみませんか?

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