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スペースワンの小型ロケット「カイロス」3月9日に打ち上げへ。ペイロードは内閣官房の実証研究衛星【宇宙ビジネスニュース】

【2024年1月29日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

1月26日、スペースワンは、カイロスロケット初号機の打ち上げを3月9日(土)に予定していることを発表しました。

スペースワンはキヤノン電子らの出資のもと、2018年に設立されたベンチャー企業です。和歌山県串本町にスペースポート紀伊を整備し、2020年代半ばには年間20機の打ち上げを目指しています。カイロスロケット初号機の打ち上げは当初、2022年末に予定されていましたが、コロナ禍における世界的な物流の混乱により、海外からの部品調達が困難となったため、打ち上げを延期していました。

今回カイロスロケットに搭載されるのは、内閣官房の「短期打上型小型衛星」です。この衛星は、情報収集衛星に不測の事態が発生した際、一定期間代替することを目的とする、短期間に打ち上げ可能な小型衛星の有用性の評価を実施するものです。

「衛星機能を喪失した場合に直ちに機能を復旧するため、即応打上能力を含めた再構築機能の整備」は、宇宙基本計画における具体的なアプローチ(1)宇宙安全保障の確保の中にある(b)宇宙空間の安全かつ安定的な利用確保の「宇宙システム全体の機能保証強化」にあたります。 Source : https://www8.cao.go.jp/space/plan/plan2/kaitei_fy05/honbun_fy05_gaiyou.pdf

なお、見学場のチケットは大人3000円、子供1500円で、販売は「カイロスロケット初号機打上げ応援サイト」にて1月29日(月)午後に開始する予定だといいます。

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参考

カイロス初号機の打上げ予定について

短期打上型小型衛星の打上げについて

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