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三菱UFJ銀行が小型ロケットベンチャー・スペースワンに出資。衛星開発企業との連携にも意欲【宇宙ビジネスニュース】

【2022年12月19日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

12月16日、三菱UFJ銀行が小型ロケットによる衛星の輸送事業や和歌山県串本町の「スペースポート紀伊」の運営を目指すスペースワンに出資し、事業共創を目指していくことを発表しました。

スペースワンは、キヤノン電子、IHI エアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行らが出資し、2018年7月に設立された企業です。2022年6月には、関西電力との資本業務提携が発表されていました。

三菱UFJ銀行は幅広いネットワークや総合金融サービスの知見・ノウハウの提供などにより、スペースワンの事業価値の向上と国内宇宙産業の課題解決に取り組みます。

さらに、宇宙産業の根底を支える輸送事業に参画することで、衛星開発企業をはじめとする宇宙関連事業者など、さまざまな民間事業者との連携を進め、新たな産業クラスターの創出を目指す考えです。

また、2022年末に予定していたスペースワン社のカイロスロケット初号機の打ち上げは、2023年2月末に延期されました。初号機の打ち上げを皮切りに、年間20機の打ち上げを計画していて、事業の加速が期待されます。

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参考

スペースワン株式会社への出資について

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