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SAR衛星ベンチャーICEYE、海上の船舶をモニタリングする新サービスを発表【宇宙ビジネスニュース】

【2024年3月11日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

3月7日、独自のSAR衛星コンステレーションによって自然災害対応のソリューションを提供しているフィンランド発のベンチャーICEYEが、新たに海洋をモニタリングするサービス「ICEYE Ocean Vision」を発表しました。

ICEYE Ocean Visionの第一弾として始まった「ICEYE Ocean Vision Detect」は、海上の船舶の存在、その位置やサイズなどの情報が提供可能です。衛星データの専門知識を持たないユーザーであっても、ICEYEのSAR衛星データのほか、船舶自動識別装置(AIS)や無線周波数 (RF) データなどのデータと簡単に統合して、違法な貿易や不審な船舶などさまざまな問題の対処にサービスを用いることができるといいます。

また、ICEYEは、3月4日には、25cm解像度での撮像が可能な1200MHzレーダー帯域幅の軌道上技術実証機を含む3機のSAR衛星を打ち上げました。2018年以降の同社の衛星の打ち上げ機数は34機となりました。さらに、2024年は最大15機の衛星を打ち上げる予定だといいます。

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参考

New ICEYE Ocean Vision strengthens maritime security applications

1200 MHz radar bandwidth in-orbit technology demonstrator enhances ICEYE’s expansive SAR satellite constellation

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