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米小型ロケットベンチャーAstra、株式の非公開化へ【宇宙ビジネスニュース】
【2024年3月11日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
3月7日、小型ロケットを開発するアメリカのベンチャーAstra Space(以下Astra)の共同創業者兼CEOのクリス・ケンプ氏と共同創業者兼CTOのアダム・ロンドン氏は、発行済みの株式を1株0.5ドルで取得する契約を締結したことを発表しました。プレスリリースによると、この取引は、2024 年の第 2 四半期に完了する予定だといいます。
Astraは2021年7月にNASDAQ市場に上場しましたが、打ち上げの失敗が続き、経営不振に陥り、2023年8月には従業員の解雇に踏み切っていました。2023年11月には、初期の投資家の関連企業2社から1,340万ドル(約20.3億円)を調達することを発表していました。
世界的にロケットの供給が不足しているなか、経営難のAstraが再びロケットの打ち上げに漕ぎ着けられるのかどうかに注目が集まっています。
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