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ソフトバンク、衛星通信サービス「Eutelsat OneWeb」の提供を24年12月に開始へ。企業・政府機関・自治体向け【宇宙ビジネスニュース】

【2024年9月9日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

ソフトバンクは、国内の企業や政府機関、自治体など向けに衛星通信サービス「Eutelsat OneWeb」の提供を2024年12月に開始することを発表しました。

ソフトバンクが2016年より出資していたOneWebは、2023年にフランスの大手通信衛星事業社Eutelsat Communicationsと経営統合し、Eutelsat OneWeb社となりました。今回の衛星通信サービスはソフトバンクとEutelsat OneWeb社のパートナーシップに基づいて提供されます。

ソフトバンクが挙げているEutelsat OneWebのユースケースは以下の通りです。

・通信環境が整っていない建設現場などにおける、建設機械の遠隔操縦や作業の遠隔監視、作業員同士のコミュニケーション手段の確保など
・帯域保証型の安定した通信による、映像伝送や遠隔作業など
・大規模災害などの有事に備えたBCP(事業継続計画)対策として、帯域保証による安定した通信手段の確保
・インターネットを介さない閉域接続の高セキュアな通信による、機密情報などの重要なデータの送受信など

Eutelsat OneWebの通信速度は下り最大195Mbps、上り最大32Mbps。利用の目的に合わせてアンテナやデータ容量を選べる8種類のプランがあり、静止軌道衛星と比べて約10分の1の低遅延通信となるベストエフォート型の通信サービスも提供されます。

アンテナについては、大容量通信向けの電子式折りたたみ平面アンテナや、車両に搭載して移動しながら衛星通信が可能なアンテナ、Wi-Fi機能が内蔵されているアンテナなどをラインアップとして順次用意する予定だといいます。

さらに、サービスの提供に先駆けて、防衛省・自衛隊による災害復旧活動などにおけるEutelsat OneWebの活用の可能性について、共同で検証を実施していることも明かしました。

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参考

企業や政府機関、自治体向けの高品質な衛星通信サービス「Eutelsat OneWeb」を2024年12月に提供開始

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